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2011.09.05

青春

私は、サミエル・ウルマンの「青春」という詩が好きだ。どんな人なのか興味を持ったがサミエル・ウルマン氏は、アラバマ州の人らしいが当時は無名でほとんど知られていなかったようだ。
この詩が日本において有名になったのは、ある日本人がこの詩を見つけ、感動し、漢詩調に翻訳した。後にこれが松下幸之助氏の眼に止まり、あるインタービューでこの詩の事を紹介したことから一躍有名になり知れ渡ったそうだ。
心を魅かれるその一言一句は訳者に依るところも大きいのかもしれないが、サミエル・ウルマン氏に素晴らしい言葉をありがとうと言いたい。少し長くなるが、いつも読み返せるようにこの心録に全文を転載した。

青  春
サミエル・ウルマン
青春とは人生のある期間を言うのではなく心の様相を言うのだ。
優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦を却ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心,こう言う様相を青春と言うのだ。
年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる。歳月は皮膚のしわを増すが情熱を失う時に精神はしぼむ。
苦悶や、狐疑、不安、恐怖、失望、こう言うものこそ恰も長年月の如く人を老いさせ、精気ある魂をも芥に帰せしめてしまう。
年は七十であろうと十六であろうと、その胸中に抱き得るものは何か。
曰く「驚異えの愛慕心」空にひらめく星晨、その輝きにも似たる事物や思想の対する欽迎、事に處する剛毅な挑戦、小児の如く求めて止まぬ探求心、人生への歓喜と興味。

   人は信念と共に若く  疑惑と共に老ゆる
   人は自信と共に若く  恐怖と共に老ゆる
   希望ある限り若く   失望と共に老い朽ちる

大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大、偉力と霊感を受ける限り人の若さは失われない。
これらの霊感が絶え、悲歎の白雪が人の心の奥までも蔽いつくし、皮肉の厚氷がこれを固くとざすに至ればこの時にこそ人は全くに老いて神の憐れみを乞う他はなくなる。

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